労働組合に加入する5つの理由
2025-05-09
労働組合への加入が今ほど重要な時はない。オックスファムによると、世界人口の1%の富裕層が世界の富の45.6%を所有する一方で、最貧困層の50%はわずか0.75%しか所有していない。労働組合は労働者のために闘い、労働者がより公平な利益配分を得られるようにし、それが健全な経済と安定した社会をもたらす。では、労働組合は何を提供するのか?
- より良い賃金と給付
労働組合の組合員である労働者は、非組合員である労働者よりも多くの賃金を得ていることが証明されている。労働組合は、より良い給与、年金、休日、健康保険、傷病手当、時間外労働などを求めて、集団的な力を使って交渉する。労働組合は経営陣と交渉し、従業員にとって可能な限り最良の取引を実現する。
- 個人の保護
労働組合はあなたの背中を押してくれる。あなたの権利を教えてくれるだけでなく、あなたの権利を守ってくれる。使用者があなたを不当に扱った場合、あなたは労働組合の支援と専門家による代理活動を頼ることができる。労働組合の代表は、職場に不満があるときや経営陣の態度が悪いときに頼れる信頼できる人物である。また、自動化・ロボット化によって職場が変容する中、労働組合は、労働者が新しい仕事の世界に移行するための訓練、生涯学習、社会的保護を要求している。
- 平等
労働組合は平等な権利と同一賃金を擁護している。労働組合は人種、性別、性的指向、障害に対する差別と闘っている。労働組合は職場における尊敬と尊厳を育成する。労働組合は、妊産婦の権利、柔軟な働き方、出産手当を促進し、介護責任を分担する。現在、世界最大の労働組合のいくつかは女性が主導しており、組合は女性や若者が組合組織で指導的役割を担うことを積極的に奨励している。労働組合の代表として、あなたは職場をより良くすることができる。
- 安全衛生
組合がある職場はより安全である。それは労働組合が、生産目標達成や会社の経費節減のために労働者の命を危険にさらすことを許さないからだ。リスクを評価する道徳的権限を持つのは、リスクに直面している人々だけである。そして、声を上げる唯一の方法は組合を持つことだ。労働組合の後ろ盾があれば、職を失うことなく危険な仕事にノーと自信を持って言える。労働組合は、より安全な労働条件を求めてたゆまぬキャンペーンを展開しており、職場の安全衛生における進歩の大半は労働組合の努力によるものである。
- 連帯
労働組合は世界に広がる素晴らしいネットワークを持っている。140カ国に600を超える加盟組合を数えるインダストリオールのようなグローバル労働組合は、数百万人の組合員数を利用して、超大企業の注意を引くことができる。 グローバルユニオンは、工場や事業所レベルで無視されている深刻な問題を多国籍企業の経営トップに提起することができる。多くの場合、経営幹部は現地で起きている問題に気づいておらず、グローバル・ユニオンは現地での問題解決に貢献できる。組合に加入すれば、グローバル・ファミリーに加わることになる。
組合は、労働者とその地域社会にとって経済的・社会的に公正かつ公平な、よりクリーンで持続可能な未来への公正な移行を求めて闘っている。
【原文記事URL】
5 reasons to join a union | IndustriALL
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